香雲館
城壁を思わせる塀をもつ大門をくぐり階段を上がると重厚な檜造りの扉が開けば、そこに広がる日常からかけ離れた古香遊雲の世界。篝火がたかれた舞台には七宝の壁飾りが灯りにゆれ、檜垣張りの廊下は黄金の湯が溢れる湯殿へと続きます。
十の部屋それぞれに書院、檜造りの内風呂、露天風呂がある。
中世から近世までの名建築に想を得て日本各地の作家、工匠、職人達により創られた香雲館。
客屋のコンセプトは以下の通りです。

花　　　 紅葉が散る京壁、鳥原の格式のある座敷の風情
鳥　　　 ふくろうをモチーフに和の情緒と造形美
風　　　 詫びた蒲の穂の勾配天井、良寛の五合庵を想って
月　　　 鳥ノ子張りの襖の謎、月の間は 「無月の宵も満月」
扇　　　 優美な扇面散らし天井、扇尽しのたおうあかさ
漆　　　 床の間、床柱、洗面台まで漆塗りの香氣、美術品の壁
松竹梅　松竹梅を意匠に淑氣満つる室
御簾　　 丹塗の円柱、御簾、ただよう氣
銀閣　　 欄干を渡れば秀麗の閣、国を隔て、時を隔てた贅空間
金閣　　 壮麗な和洋二つの建築美、一つの閣に二つの夢

お客様の好みに配慮した、<季と味と器>に趣向を凝らした日本料理の粋。
全国方取り寄せた素材を生かしきった旬の料理との出会いを楽しめます。


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